21世紀土地改良区創造運動
時代と共に、地域と共に、新しい土地改良区へ
21世紀土地改良区創造運動とは?
この運動は、土地改良区が果たしてきた役割、機能を改めて見直すとともに多面的な機能の確保など国民が期待する新たな役割に対し、 どのように土地改良区が取り組んで行くか、地域の人たちとみんなで考えることを提案する運動です。
農業農村を取り巻く情勢が著しく変貌する中で、新しい世紀が幕を開けました。21世紀の始まりに合わせ、この運動を契機に土地改良区の将来について考えてみませんか?
土地改良区の役割
・農業に必要な用水の水源確保
・用水路の整備・管理
・農地や地域の雨水や集落の排水を安全・確実に流す排水路の整備・管理
・用排水施設の整備・管理
・農地の整備
・国民全体の大切な財産である農地や農業用水を守り育て豊かな地域資源を次世代に引き継ぐ
土地改良区は、農業生産に必要な用排水施設の整備と管理や農地の整備をする 土地改良を目的とした農家の人たちの集まりで、 全国に約7,000あり、農家は約300万人、農地は約300万haもあります。
具体的には、農業を営む上で必要な用水を確保するための水源の確保や
用水路の整備・管理、農地や地域の雨水、集落からの排水を安全かつ確実に流す
排水路の整備・管理を行い、田んぼや畑の整備を行っています。
一方、農地や農業用水は、食料の安定供給になくてはならない生産の源であるとともに、
国土の保全や美しい農村景観など多面的機能を持つ
大切な資源であるということが国民の間で広く認識されてきています。
土地改良区は、ふるさとの環境を育んでいるこれらの資源を 大切に守り育てながら、
新たな時代にふさわしい豊かで住みよい農村づくりのために、 地域に住んでいる人たちみんなに理解してもらい、
協力を得ながら、積極的に活動していきたいと考えています。
土地改良区はこうした国民全体の大切な財産である農地や農業用水を 守り育て、豊かな地域資源を次世代に引き継ぐ役割を担っていきます。